アトサヌプリ (川湯硫黄山; 弟子屈, 釧路総合振興局 – 北海道)
屈斜路カルデラ内に位置するアトサヌプリ(またの名を川湯硫黄山)は北海道・弟子屈にある標高512mの活火山です。屈斜路カルデラの中に存在する活火山であり,川湯温泉の源泉でもあります。今でも岩肌より蒸気を出しその周りは硫黄の黄色で染められ,地面からは湯気がたっています。アトサヌプリとは,アイヌ語の “atusa (裸である)+ nupuri (山)” に由来していると言われます。
アトサヌプリは国道391号線から少し入ったところに位置しています。JR川湯温泉駅と川湯温泉街との中間地点に位置しており,JR川湯温泉駅からは車で約5分の距離です。
活発に噴煙をあげるアトサヌプリ。
山肌の岩の一部は硫黄色に染まり,噴煙の活発さは景色・音共に感じとることができます。
あまりに近づいたところ,硫化水素臭が強く,退散せざるを得ませんでした。
この硫黄山で採れた硫黄を運ぶために建設された釧路鉄道は,後に地方交通線最東端となる釧網本線の一部として活用されることとなりました。
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