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腎と高血圧 その1

  • Auteur: Sasa Tomoki
  • 13 novembre 2007 16h23
  • Medical
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スポーツ新聞NEWSで,紅白の紅の司会が長澤まさみだの

関根麻里だの書くから,期待してたら,鶴瓶

どんだけ? ~~δ(´∀`) ←自分で作ったw

それはそうと,秋ですね?ヾ(o´▽`)ノ

ポケーッとできる季節で,とっても楽しいデッスヾ(*´▽`)ノミ☆

ポケーッ・ポケーッ・秋ポッケーッヾ(o・ω・o)シ

 

ここ数日,ずっと,なぜ急性糸球体腎炎を初めとする

腎炎になると,高血圧になるのか,悩んでたの。

 

とりあえず高血圧になりやすい腎炎

  • 急性糸球体腎炎(AGN)
  • 急速進行性糸球体腎炎(RPGN)
  • 膜性増殖性糸球体腎炎(MPGN)
  • 巣状糸球体硬化症(FGS)

本では単に「Na+貯留により体液貯留」とか「RAA系亢進」

により高血圧,浮腫と書いてあるけど,何故そうなるの?

と思ったさっさー少年は,日曜を全てつぶし,さらに昨日徹夜して調べた。

 

長くグダグダ書きそうな気がするので,

腎臓を勉強する気がある人のみ読んで。

 

AGN,FGS,MPGNでは,メサンギウム細胞,毛細血管内皮細胞が増殖する。

メサンギウム細胞の増殖は,隣合う毛細血管腔を圧迫し,

また毛細血管内皮細胞の増殖も,毛細血管腔を狭めることになる。

ちょうど,トンネルの壁が分厚くなり,かつ上の土によって押しつぶされた気分だ。

その結果,毛細血管通過血漿量が減少し,

血漿量/濾過量比はおよそ一定なので,糸球体濾過量も低下する。

 

糸球体濾過量が低下すると,なぜ高血圧になるのか。

糸球体濾過量が低下すると,ボウマン嚢にたまる原尿の量も減少する

ヘンレ太いループでは,Na,Clを能動吸収しているのだが,

原尿量が少ない方が吸収効率が良いらしい。そりゃそうだ。

すると,ヘンレ太いループを過ぎた原尿のNa,Cl濃度は,通常より低下する。

 

Cl濃度低下を緻密斑というヤツは感知して,レニン分泌を促す。

レニン分泌を促せば,アンギオテンシンII,III血管収縮作用によって血圧上昇。

アンギオテンシンIIはアルドステロンやバゾプレッシンの分泌を促し,

Na,Cl,水の再吸収を促す。

 

よって体内は,Na,水だらけになり,体液貯留状態。さらに高血圧悪化。

ここにネフローゼ症候群が関与すると,血中蛋白の喪失により,

血漿膠浸透圧が減少し,浮腫が生じる。

 

これであまり蛋白を失わないAGNが高血圧だけど軽い浮腫で済み,

NSによって蛋白を失うFGS,MPGNが高血圧や浮腫をしばしば伴うことは理解できた。

 

そして微小変化群(MCNS)や膜性腎症(MN)では高血圧を伴わないことが多いのも,

メサンギウム,血管内皮増殖を伴わないことを考えれば,納得できる。

 

しかし,RPGNの説明はこれではうまくいかない気がする。

RPGNの高血圧の機序が分かれば,またここに書くつもり。

 

それから,微小変化群MCNSでは,チャージバリアの破綻により,

急速にアルブミンを喪失し,低アルブミン血症になる。

血漿膠浸透圧の低下により,あの恐ろしいほどの浮腫が出るらしい。

 

浮腫のせいで循環血漿量が低下し,腎血漿量が低下することで,

RAA系が亢進。

だがこの疾患は,RAAが亢進して水分再吸収,Na再吸収を行っても,

血漿アルブミン値はどんどん下がってるわけで,再吸収した分が浮腫になる。

何とも皮肉な話である。

 

また腎血漿量が低下して,腎前性腎不全に陥ることも。

まさにホメオスタシスの破綻,である。

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