救急実習3日目終了。
ささは,患者自体は呼ばないけれども,
脳・循環を,選択的に呼ぶのでm(__)m
と実習初日に,一緒に回ってる人に,予め言っといたんですが
今のところ,その法則に見事に当てはまっております
火曜日は,1件のみ。
- 意識障害(脳出血)
水曜日は,5件。
- 動悸(PAF)
- 片麻痺(心原性脳塞栓症)
- 麻痺(橋出血)
- 下肢痛(下肢急性動脈血栓)
- 胸痛(STEMI)
この3日間で12症例。うーん少ない。
うち,循環5症例,脳4症例,外傷1症例,不明2症例
相変わらずの脳・循環の引きっぷりです。
救急を選んだ理由の一つに,循内疾患の急患・救急対応を
見ておきたかったというのもあって,個人的には良いんです。
今日とっても勉強になったのが,STEMI(ST上昇型心筋梗塞)の症例
病院到着時,救急車内のモニター波形ではブロックあり。
ただWenckebach型かcompleteか,判断に迷う波形。
そこに救急車同乗実習で来た,5年生の女の子。
この女の子,ウチの先生に,このブロック,何型?
と質問されて,しばらく考え,自信が無かったのか,
・・・何型ですか?と私に尋ねてくる
・・・Wenckebachかなぁ?
私も自信がない。RRの不整があって,
Wenckebachかcompleteか,判別が・・・。
正解は,completeでした(ノ_・。)
よく考えると,RR間隔は不整だったけど,呼吸性変動の範囲だし
Rが飛んでるワケではないので,明らかにcomplete。
私の知識不足もあり、
5年生の後輩に,恥をかかせてしまった(__;)
まぢ,悪いコトしたなぁ,と猛省中。
処置室でとった心電図では,見事にII,III, aVFでST上昇
V4-V6でreciprocal(鏡面像的)にST下降。
complete AVBの合併あり。典型的な下壁梗塞。
と思ったら,先生が胸部誘導を逆につけ始めた。
・・・えっ何するの?
学生さんなら,知らなくても済むけど,
この心電図見て,レジデントが逆をやらなかったら,
お尻ペンペンだよ
と先生が笑いながら言う。
お尻ペンペンという言葉に引っかかりつつ(笑)記憶を辿る…
心電図に書き込まれた,V3R,V4Rという文字を見て,
かすかな記憶が…
(以下の内容は,QBに乗ってるぐらいの国家試験レベルです)
心臓の下壁は,右冠動脈(RCA)>左冠動脈回旋枝(LCX)の
血流支配を受けています
下壁梗塞の有名な合併症はAVBですが,その他に
下壁梗塞の1/3~1/4に右室梗塞を合併すると言われています。
right ventricular branch(右室枝)を出す場所よりも
proximal(近位)で閉塞した場合(#1で閉塞した場合)
右室梗塞を来たすことがあるのです
V3~V5を右につけかえて,付加的右側胸部誘導を取り,
V3R~V5RでST上昇が認められれば,右室梗塞の疑いが高まります
右室梗塞合併の下壁梗塞は,非合併の下壁梗塞よりも予後が悪く,
また再潅流療法がかなり有効であることから,
見逃してはならないんですよね。
だから下壁梗塞の症例,中でも今回のようにCAVBがある下壁梗塞の場合
V3R~V5Rを取るべきだということです。
他にも,後壁梗塞に対して,15誘導として
V7-9(背部誘導;付加的左側胸部誘導)を取ったりすることも。
循内に興味のない人は,全部狭心症かAMIとして,片付けてしまうけど
STEMI一つとっても,深いんですよ。
そこが循内の面白いところ。
ま,私は,虚血には興味なくて,
もっぱら,不整脈に興味があるんですが。
- 新しい: QQ (4th and 5th day)
- 古い: QQ (1st day)
コメント:0
トラックバック:0
- この記事のトラックバック URL
- http://www.sasapy.com/mtcontents/entry/100609_qq_2nd_and_3rd_day.php/trackback
- トラックバックの送信元リスト
- QQ (2nd and 3rd day) - sasapy.com より









