佐賀空港とバードストライク
以前,佐賀空港のバードストライクが多いと書きましたが
佐賀空港は日本で一番バードストライク率の高い空港
だそうです(苦笑)
・・・佐賀空港の周辺は、広大な干潟を有する有明海沿岸のため、干潟のエサを食べに、シギやチドリ、ツバメなど約200種類の渡り鳥が一年を通じて飛来するという。・・・07年に佐賀空港で発生したバードストライクは51件。離着陸1万回あたりに換算すると58.07件で、2位の下地島(しもじしま)空港(沖縄)の36.92件をはるかに上回り、全国1位だ。・・・佐賀空港は鳥の楽園にある空港。
asahi.com – 鳥の衝突 全国最多/佐賀空港
就航便は一日5便ですが,年間51件は多すぎます。1週間に1回じゃん。
航空機というより鳥の楽園ですな,まさに。
バードストライクは,セスナクラスでは問題となるものの
今回不時着水し,また佐賀-羽田機材でもあるA320クラスの航空機では
墜落となるような事態とは通常なりません。
(点検の為,緊急着陸したり欠便となることはありますが)
ニワトリ程度の大きさが吸い込まれても,粉砕されるだけで
今回のようにエンジン推力低下につながるのは,相当な大きさの鳥か
相当大量の鳥を,しかも両側のエンジンに吸い込んだ(ダブルバードストライク)
その場合のみ,墜落・不時着の原因となります
旅客機の多くはある程度のスピード以上で片側のエンジンが停止しても
通常は離陸できるように設計されています。
すなわち,片方のエンジンが止まっても,墜落の原因とはならない。
現在では騒音,省エネの観点から,B747(ジャンボ)のような4発エンジンではなく
B777クラスの大型機でも双発エンジンとなっています。
日本の大半の航空機で使われている737, B767, B777, A320は双発。
双発の方が計算上は全エンジン推力低下につながりやすい
だからといって,大きな鳥を相当量両側のエンジンに吸い込み
墜落・不時着につながることは,非常に稀であると思われます。
バードストライク=危険と煽る世の中は,よくない。
日本でも年間1,000件以上起きているといわれますが,
日本で旅客機の墜落・不時着の原因となったことはない。
むろん,航空機にとって決して良いことではないのですがね。
「あのA320が羽田でバードストライク」「佐賀でもバードストライク」
などというad hocな報道が気になり,思わず戯言を述べた次第です

コメントはまだありません。